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サヨウナラドロレス!クランベリーズ個人ベスト10

 

クランベリーズのボーカルであるドロレス・オリオーダンが亡くなった。海外旅行中にZombieのプロモーションビデオを観て以来、長らく好きなバンドだったので、本当に残念。FBにも書いたけど、自分にとってのアイルランドの歌姫はビョークではなく、ドロレスだった。時に聖母のように癒やし、時に魔女のように叫ぶ。ドロレスの歌は初期のU2とともに、小説でしか読んだことないアイルランドの原風景を自分の中で形作っている。

 

ということで、個人でのベストトラック10選してみた。今、自分にできることは、まだ聴いたことない人に彼女の歌声を聴いてもらうことしかない。

 

1 Ode To My Family

2 Dreams

3 Free To Decide

4 Promises

5 Forever Yellow Sky

6 Dying In The Sun

7 Zombie

8 Bosnia

9 Sorry Son

10 Linger

 

Rosesを聴いたことがないので、初期4枚からの選曲になった。名曲の2、10はもちろんだが、クランベリーズ版のWhere The Street Has No Name(U2)ともいえる5やシンフォニックな8もオススメ。個人的にはBurry The Hutchetの6と9の並びがものすごく好きで、Sorry Sonは歌詞も含め毎度メランコリックな気持ちになる。

 

こうして一通り聴いてみると、やはりドロレスの歌を引き立てることがクランベリーズの存在意義であることがすごく理解できる。中心はあくまでドロレスの歌で、バックの演奏はそれに合わせて変幻自在している感じ。

 

もちろん全曲が素晴らしいとは言いがたく、特に初期はいわゆる名曲と凡曲との落差が激しい。その意味で、曲単位ではなく、アルバム単位で見ると、実はBury the Hutchetが一番バランスがいいと思うので、ベスト盤の次はこれがオススメかな。ともあれ、一度は生で歌声を聴いてみたかった。R.I.P

 

 

ベリー・ザ・ハチェット

ベリー・ザ・ハチェット