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ヤゴからトンボになったギンちゃん!感動をありがとう!


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2週間前、8歳の息子がヤゴを持って帰ってきた。都内の小学校ではプール清掃のときにヤゴ救出作戦なるものをやるのである。育て方の紙とともにやごを渡されるのだが、そもそもうちはかみさんが大の虫嫌い。捨ててきなさいと言われるのがオチかどうか思いきや、どういう風の吹き回しか、「せっかくだから育ててみようよ」という話に。100円ショップでミニ水槽を購入し、ペットボトルのヤゴを移したのが2週間前の土曜日。名前はギンヤンマのギンチャンだ。

 
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私もいろいろ調べたのだが、ヤゴを飼うのに一番苦労するのは餌らしい。どうやらヤゴは動く餌しか食べないらしく、調べた結果、釣具屋さんに行くことに。6月は都内で同じようなイベントが多いらしく、上州屋に行って「ヤゴを飼いたいので、餌ください」というと生きた大量のアカムシを売ってくれた。これが試合に負けたら、放り込まれる罰ゲームにいそうな感じでとにかくキモい。圧倒的にキモい。しかも、これらは冷蔵庫で保存する必要があるという。

 

ハシでヤゴさんに餌を与えてみると、下のアゴをシュッとのばして一気に咀嚼してしまう。冷凍されたアカムシだと動いているように見せかけなければならないらしいが、生きているのであれば適当なタイミングで食べてくれる。ヤゴ自体がスケルトンな感じなので、アカムシをたべているところが横から見えているかなりグロい。

 

面白かったのは虫なんて絶対無理と言っていたかみさんの変化だ。えさを挙げてちゃんと食べると、どうも愛着が沸くらしく、自分でもえさをあげだした。アカムシもホイルできちんと包み込めば、冷蔵庫に入れてよいという。個人的にはすごい驚きだった。

 

そんなこんなであっという間に2週間。特に前触れもなく、息子が用意した枝に登り、夜のうちに羽化してしまったようで、朝にはギンチャンがいないと大騒ぎになった。その後、娘の部屋で抜け殻が発見され、その近くには成虫のギンヤンマが!

 

黄緑で羽根は透明で威風堂々とした立派な姿に家族全員で感動!息子そっちのけで餌をあげたり、水を換えたりした、夫婦はさらに感動。でも、外に出すとパタパタ羽ばたいて、去っていってしまうのだ。ありがとうー!ギンチャン!


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