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ガンズの裏番組じゃないよw 大満足だったブラック・クロウズ来日公演

ファーストアルバムのShake Your Moneymakerから30周年ということで、17年ぶりにカラスたちが日本にやってきた。コロナ禍で久しく行けなかったライブだけど、ほぼ3年ぶりに復活!楽しかった。f:id:flyme:20221106211357j:image

ブラック・クロウズBlack Crowes)といえば、1990年代デビューにも関わらず、ブルージーアメリカンロックで一世風靡したバンド。ギターが重めなので、ハードロックバンドとくくられがちだけど、同時期のシンデレラやグレートホワイトが「いやー、実はブームのハードロックより、ホントはこっちのほうが得意なんだよねー」という感じで、セカンド以降にブルースロック志向を出してきたのと異なり、ブラック・クロウズは最初からガチだった。そして、セカンドのSourthen Harmony & Music Companionを聴いた大学生の私は、その本気っぷりや風格に驚愕したもの。まさに南部のベースミュージックに根ざした王道アメリカンブルースロックバンドなのだ。


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立川ステージガーデンという小さめのハコを舞台にした今回の来日公演は、まさにその実力と風格をいかんなく発揮。年齢がやりたい音楽に追いついた感じかな。30年を経たShake Your Moneymakerは齢を重ねて、完全に円熟の域へ達しており、ノリノリのロックも、ブルージーなバラードも、幻想的なミディアム曲も、圧倒的な説得力を持って、多くが老境に差し掛かっている観衆たちを魅了した。後ろのお姉さんがたも感嘆することしきりで、「今の方が全然良いわー」とコメント。まさにその通りだったと思う。なにしろ、男ジャニスかと思わせるようなクリスが素晴らしくて、ブルージーな歌声に酔いしれた。徹頭徹尾ロックンロール。選曲もよかったけど、Sting Meだけはやって欲しかった(涙)。

 

今回さらに面白かったのは、隣の席に来たのが、海外のトラベラーだったこと。二十代くらいのアクティブなアジア系女子。どうやら成田から直行してきたようで、開演ギリギリに入ってきて、英語で話かけてきてくれて、終演後もお話したり、いっしよに写真撮ったりした。自分の英語はとにかくヒドいし、言いたいこともヒアリングもできなかったけど、こんな機会はあまりなかったので、楽しかった。まあ、帰り道はすぐ別れてしまったんだけど、いろいろな意味でときめいたw やっぱりリアルっていいなあと思った。

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