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甲斐姫だけが残念!のぼうの城を観てきた

話題の歴史活劇「のぼうの城」を映画館で観てきました。私が歴史小説にはまったきっかけとなる本だけに、期待は高まる一方。最初の高松城の水攻めのシーンからホント目は釘付け。観れば観るほど、よかったわ~と感心することしきり。

まずは大迫力。確かに震災直後には上映できなかったようなという大規模な水攻めのシーンや、忍城側の作戦が光る合戦シーンなど映画にしてくれてありがとうな大迫力が素晴らしい。

で、役者がいい。野村萬斎のはまりぶり、佐藤浩市の安定感、ぐっさんのやり過ぎ感がいい。で、長親の母にあたる鈴木保奈美やら、大谷吉継山田孝之やら、長束正家の平なにがしやら、片っ端からはまり役と言える。

で、ここまでよかっただけに甲斐姫榮倉奈々の演技にはがっかり。原作でも甲斐姫の存在はすごい大きいのだが、榮倉は表情がなく、演技といっても行動の必然性が全然見えないので、唐突感だけが目立つ。

柴咲コウか、杏か。若手だったら仲里依紗とかだったらなあと思いました。残念。