23区内の分譲マンションに住んでいます。無印良品のお安い家具が多い中、ベッドと照明だけは内輪もめが起こる前の大塚家具で買いました。つまり、なかなかお高いものです。なかでも、10万円近くするルイスポールセンのPH5 Classicは、かみさんがどうしてもとこだわった逸品。「照明に10万円なんて正気の沙汰と思えない!」という私と夫婦ゲンカになったのは今は昔で、美しく、おだやかにリビングテーブルを照らしてくれるルイスポールセンはもはや欠かせない存在です。
と言いつつ、PH5 Classicの発売は1994年とすでに四半世紀前。当然、白熱球前提だったのですが、いよいよLED化の波が押し寄せてきます。うちでは購入から2年くらいで同梱の白熱球が切れたため、大塚家具に代替を買いに行ったのですが、専用のLED電球が用意されており、えらく高かったのを思い出します。ルイスポールセンは光の当たり方にこだわりまくったシェードなので、直接光が見えないよう、反射前提で設計されています。そのため、100W以上のLED電球が必要で(60Wだとめちゃ暗くなる)、当時はそれをメーカー(というか、京セラ)が作っていたわけです。とはいえ、さすがに1万円近くしたのでびっくりです。
しかし、先日いよいよその専用LEDも切れてしまいました。高いけど同じもの買ってくるかと思って調べていたら、このブログに当たりました。結論から言うと、このブログを読まなければ、正しいLED電球の導入になりませんでした。
内容はぜひブログを参照していただきたいのですが、まずもはやメーカーは専用のLED電球を作っておらず、ルイスポールセンのWebサイトにある推奨品を買う必要があります。ルイスポールセンのWebサイトの「適合電球」(https://www.louispoulsen.com/ja-jp/choice-of-led)の詳細ボタンを押すとPDFが表示され、そこに型番が載っています。
同梱品は【LDA14L-G/100W 東芝】 14.3W(Ra80)ですが、基本は「E26口金」「白熱100W以上」「全方向」などの条件を見たせばOKなはずです。ということで、パナソニックの「LDA14L-G/K100E/W」が一番妥当ですが、もっと新しい商品があるよというアナウンスに従って、同じくパナソニックの「LDA13LGZ100ESW」を購入しました。2015年発売のLDA14L-G/K100E/Wは消費電力が14.3Wだったのに対し、2017年発売のLDA13LGZ100ESWは12.9W。技術はすごいですね。毎日使うものだけに省エネは欠かせません。実はここらへんがタイトルに(2019年版)と謳った理由だったりします。しかもこれくらい高ワット・高ルーメンのLED電球でも、もはや3000円弱ですからね。ホント、量産効果はすごいです。
パナソニック LED電球 口金直径26mm プレミア 電球100形相当 電球色相当(12.9W) 一般電球 全方向タイプ 1個入り 密閉器具対応 LDA13LGZ100ESW
- 出版社/メーカー: パナソニック(Panasonic)
- 発売日: 2017/10/20
- メディア: ホーム&キッチン
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さて、取り付けはわりと容易なのですが、先ほど紹介したブログの通り、白熱球とLED電球は大きさが違うので、ソケットの位置をネジで動かします。これはホント知らなかったので、ブログの書き主さんに感謝です。確かにソケットを2~3cmくらい下げただけなのに明るさが違います。自分だけではなく、かみさんにも比べて見てもらいましたが、あきらかに明るくなりました(冒頭)。
時代や技術が変わっても、設計者の意図通りにプロダクトを使っているみたいで、とても気持ちよいです。お高い買い物ですが、ルイスポールセンは家具としての満足度が非常に高いので、みなさんもぜひぜひ。