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家族全員で桃太郎電鉄という年末年末の悦楽

ステイホームが求められた今年の年末年始は家族四人で桃太郎電鉄三昧だった。いろんな意味で最高だった。


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桃太郎電鉄と言えば、スーファミ時代の名ゲームで、五十代間近の私の世代がはまったのは10代後半から20代頭くらい。個人的には仕事し始めの頃で、数ある桃鉄の中で「スーパー桃太郎電鉄DX」じゃないかと思う。ネット対戦なんてまったくない頃だったので、友達のうちに行って徹夜でやってた。まるで麻雀。寝ずにゲームにはまるのは、大学時代のタクティクスオーガ以来。若かったのもあり、誰がが倒れるまでやってた。懐かしい。

 

その後、結婚して、子供ができて、Switch版の桃鉄買ってきた。据え置きゲーム機向けは、なんと11年ぶりらしい。PlayStationにまったく縁がなく、DSやWiiスマホでもプレイしてなかったので、ほぼ四半世紀ぶりだ。なんだか、制作元でゴタゴタもあったようだが、ともあれ戻ってきてよかった。

 

桃太郎電鉄 ~昭和 平成 令和も定番! ~

桃太郎電鉄 ~昭和 平成 令和も定番! ~

  • 発売日: 2020/11/19
  • メディア: Video Game
 

 

高解像度な最新のゲームにも関わらず、イラストのテイストは昔のまま。カードは増えてるものの、ルールはシンプル。双六のようにサイコロふって目的地を目指し、増えた資金で物件を買っていく。だから初めての子供でもすぐプレイできる。高校一年生の長女はもちろん、小学生5年の息子もあっという間に覚えた。これぞ桃鉄(ただ、キングボンビの悪行はますますひどくなっているw)。「はまるよなー」と思ったらやっぱりはまり、家族までずっぽりはまってしまった。普段ゲームなんてしないかみさん含めて、ずっぽりと。

 

面白かったのは4人ごとプレイスタイルが違うこと。生真面目なかみさんは、他人をおとしめるような攻撃系のカードはめったに使わない。だから、わりとボンビーが付いて、悪行にさらされる。一番ハマっている高1の娘はなにしろ思慮が浅いので、いろいろタイミングが悪い。「ここであのカード使えばいいのに」とか、「ここは物件じゃなくて、ゴール目指すでしょ」とか横からいろいろ口を出したい(出さないけど)。そして、小5の息子はさすがゲーム世代ということで、物件の買い占めやカードの使い方もうまいのだが、メンタルが弱い。ボンビーが悪さをしたり、目的地が遠くてカードがないときは、すぐにふて腐れるw まあ、それでもプレイを投げ出さない分、成長したのだが。

 

もちろん、私は実力7割、運3割という桃鉄のスタイルにあわせて王道プレイを手がけており、今のところあまり負けがない。自らの手を血で汚す覚悟はできているので、いざとなったらなすりつけカードも、屯田兵カードも躊躇なく使うし、とにかく2位でも3位でもいいので、ボンビーに付かない距離、ついてもすぐになすりつけられる距離をかなり意識している。「おじん(オレのこと)、運がいいからな」と子供たちは愚痴るが、そう思っているうちは一生オレには勝てないと思う。実際、そんな話をしてたら、不興を買っていたw。

 

正直、これくらいの歳(家族みんな2桁歳)で本気プレイにならないと、桃鉄は面白くないので、待ってよかったと思う。逆にもっと歳が上になると、Amazonのレビューみたいにゲームバランスが悪いとか、家族じゃなくて友達とやりたいという話になるので、今年がまさにやりどきなんだろうと。

 

去年のステイホームはゼルダに救われたが、今年は桃鉄に救われている。今年も任天堂さん、あとコナミ&ハドソンさんありがとう。