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切れのいい男の色気!Urge Overkillの「Satuation」

 

今回は90年代後半にオルタナブームに登場したUrge Overkillの「Saturation」でございます。

このバンドのオモロいところは、オーソドックスなロックンロールに切れのよいオルタナテイストが混じり合っているところだ。Stone Temple Pilotsとはやや路線は近い気もするが、憂いと色気を持ち合わせたボーカルやギターフレーズがオーソドックスなロックテイストだ。スピーディな5,Woman 2 Woman、10,Erica Kaneのほか、2,Tequila Sundae、8,The Stalkerのようなグランジっぽい曲もあり、バリエーションがあって飽きないアルバムだ。音の分離がやたらきっちりしていて、抜けがよいカラッとした音は気持ちよい。

これを最初に聴いたのは、バンドサークルに所属していた20年前にさかのぼるのだが、当時Nirvanaレッチリをやっていた後輩(井出君)からすると、この音は「クサイ」「ダサイ」「キザ」なものらしい。大仰なブレイクや低~中音でナルっぽいボーカル、いかにもなギターフレーズは80年代育ちの私にとってはなじみ深いのだが、彼には奇異なものに見えたようだ(といいながらけっこう気に入っていた)。そんなこんなでコピーもしたので、ドラムのフレーズまで耳に良く残っている。
 

 

Saturation

Saturation