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グラミーバンドになったWET LEG 渋谷でお手並み拝見

先週の水曜日、WET LEGのライブに行ってきた。会場は渋谷のO-east。寒空の中、ホテル街を抜けて行ったけど、あやうくO-westの方に入りそうになったw そうそう、こっちのほう。


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WET LEGを聴くきっかけだったのが、Apple MusicのAntidoteというプレイリスト。イギリスのオルタナ系プレイリストで、去年かかりまくってきたChaise Longueにすっかりはまってしまった。シンプルながら頭に残るベースとギターフレーズ、そしていつの間にかささやいてしまうサビのリフレイン。MV観てアメリカの田舎バンドかと思ったら、イギリスのワイト島出身とのこと。ごめん、それ、どこ?

 

ライブ行こうと思ったのも、たまたま同時期にとったBlack Crowesのチケットが高くて、それから比べたら安かったので、なんとなく行ってみようかなくらいの熱意。ファンの人になんか申し訳ないが。

 

そんな青田買いのつもりだったのだが、なんかあれよあれよといううちにグラミーは2部門とるわ、ブリットポップアワードとるわの大躍進。いい曲作るけど、そこまですごいかねと思ったのも、正直なところ。女性ボーカルのオルタナバンドだったら、Eisleyとか、Brach Bunnyとか、Wolf Aliceとか、いろいろ良いバンドあるので、頭飛び出てるかはビミョー。だからメンバーの名前も知らず、曲名もそれほど知らずすいません。ということで、ライブへ。

 

前座は完全にDJセットで個人的には全然面白くなかった(せめてバンドにすればよかったのに)。しれっとメンバー出てきてBeing in Loveからスタート。

 

ドラムがけっこうドスドスしているけど、演奏はけっこう上手いと思った。以前は下手だったらしいけど。完全にフロントの女子二人のもう少しアイドルっぽい感じかと思いきや、けっこうバンドっぽい。ライブで聞くと、リズムも、曲調も、かなりバラエティー豊か。ムーグとかも入り、ギターの下手うまさも組み合わさってなかなか面白い音像になってる。Angelicaのスクリームパートを観客と叫ぶみたいな演出はあったが、基本的にはMCも最低限で担々と演奏。ギターの女の子はシャイらしい。

 

なにせ36分のファーストアルバムしか出てないので、演奏時間は短い。カバーもなく、アンコールもなく、最後は高速なビートのChaise Longueで大盛りあがり。こういうキラーチューンがあると強い。やや辛口ですが、まずはアルバムの曲を教科書的に演奏できるという感じのライブだったので、次の展開に期待って感じですかね。