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埋まらない溝はやっぱり埋まらない

先日、2018年度下期の上司とフィードバック面談だったのだが、通年の目標数値が未達だったので評価が厳しかったー。 

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秋葉原の夕方

Web記事を書く記者である限り、単に本数挙げたり、PV稼いだりは当たり前で、要求レベルは年々どんどん上がっていく。新しいメディアを立ち上げ、ライターを探し、連載やニュースを回す。これがひたすら増えていき、運営するだけじゃなく、マネタイズまで練らなければならない。担当しているB2Bの分野では、媒体自体が認知されるのも時間がかかるし、すぐに広告につながるわけでもない。結局、編集でありながら、サイトの運用担当者であり、広告の売上数字も持っているので、年間の目標売上を達成しなければ、評価にはつながらない。ここらへんが契約社員や外部ライターと違う社員のつらいところだ。

 

誤解されては困るのだが、上司はきわめて優秀な人で、切れるだけじゃなく、人情味もある。個性豊かなメンバーが全員でないにしろこの数年の時期拡大について来ることができ、パフォーマンスを出せているのは、この上司のおかげ。私より若い営業出身のロジカルモンスターを尊敬してやまない。

 

ただ優秀過ぎるが故、周りがバカだらけに見える現象もあるのではないか。自分もかつてはそうだったし、今でもそうでないと言い切れない。今回の面接はもちろん自分の足りない部分をずばり指摘されたのに加え、やっぱり現場の苦労わからないよなーという残念感あった。この認識の差って絶望的に埋まらないな。ああ記者なんて単純な動物は、「あの記事最高でしたね」と言ってくれれば、すべて報われるのに。

 

でも、これは自分も学ぶべきことでもある。相対する人にどう接するべきか? 結局、承認欲求モンスターであるわれわれは、どう言われたいのか、つねに考え続けなければならない。単に上司に言われたことを実現するためのレールをひけばよいわけではない。上司や会社のモノサシとか、世間の教科書とはもう少し違う角度で、仕事の仕方、商売の仕方をざっくり考え直さなければならないのだろうと漠然と考える。