先日、小6の息子のマイクラを久しぶりに見せてもらったら、面白そうな建築物がいっぱいできていて驚いた。海の中の家、透明の家、屋上に畑のある家など、ありきたりの感想だが、子供の発想力って改めてすごいなと。
なぜこんなに短期間に多くの建物を建てられるか不思議に思ったら、どうやらクリエイティブモードて遊んでいるらしい。知ってる人には当たり前の話なのだか、マイクラには自ら食料や住居を調達しなければならないサバイバルモードと、苦なく無限のリソースを量てきるクリエイティブモードの2つがあり、息子が使ったのは後者だ。
考えてもみたら、リアル人生にクリエイティブモードはあり得ない。お金を稼がなければ、衣食住もままならないので、つねにサバイバルモードだ。しかし、最近は余計な仕事はロボットやプログラムに任せて、人間はクリエイティブなことに時間を使うべきと言われることも多い。
でも、これってどうなのとはた気づく。クリエイティブでなければ、お金が稼げないのであれば、むしろサバイバルだろう。先日炎上した「今日の仕事は楽しいですか?」の広告の話のように、すべての人が仕事に対して前向きなわけではない。稼ぐ手段と割りきっている人だっていっぱいいるだろうに、それをいっしょくたにしてしまうところに、SNSでも流れたディストピアを感じる。
それにしても息子がクリエイティブモードでいられるのも、扶養の範囲で家にいるときだけ。大人になったらサバイバルモードで、がんばるのよ。