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男子、厨房に立つべし

かみさんが土曜日に仕事行くようになり、土曜日担当になった私は料理をやるようになった。今日は多少重めだけど、男子も料理したほうがいいよねという話。


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もともと料理が得意なわけでなく、結婚してからも料理することはほとんどなかった。独り暮らしの経験の長いかみさんの方が圧倒的に家事経験が豊富だったし、変に手を出すと怒られるので、むしろ避けていたくらい。最近の料理男子とか、すごいなあと。私が作ってたのもっぱらカレーばかりで、しかも普通のこくまろカレーだw

 

でも、男子も料理できないとまずいなと痛感した出来事があった。かみさんの病気だ。いまとなっては思い出だが、死亡原因の上位に来る大病だったので、当時は本当に未亡人になるのを覚悟した。同時にかみさんがいなくなったら、子供を育てるのが自分しかいないことにも気がついた。もっと先を考えると、子供が巣立ったら自分一人で食べていかなければならない。うちの子供たちもすでに中学生と小学生なので、それほど先ではない。

 

そこではたと気がついたのが、普通の生活が果たして自分にはできるかという疑問。三食きちんとご飯を食べ、きれいな部屋と衣服で、普通に生活する。ある意味、当たり前のことができないことに気がついた。できないというか、そこそこできるけど、経験がないし、おそらく作業も無駄が多い。特に料理は未知の領域。ここから料理への興味が沸いてくる。むしろかみさんがいなくなったときの生活に対する危機感と言えるかもしれない。

 

とは言え、実際に本格的にやるようになったのは土曜日を任されるようになった2年前から。やはりキッチンに2人が同時に並び立つのは難しく、なるべく食費をおさえるべく、土曜日が完全に料理が私のターンになって、料理を始める気になった。

 

料理ができることをどう定義するかビミョーだが、個人的には人に食べさせられる食事を作れればいいと思う。その意味ではレトルトでも、混ぜるだけの料理の素系でもいい。大事なのは手間とコストをかけず、毎週続けられること。子供が食べられるものをこしらえ、そして外食に比べてコストが抑えられれば、少なくともうちでは目的は達成できる。

 

とはいえ、初心者が困るのはシンプルに野菜の扱い方。料理本にはよく「適当に切る」とか、「適量を盛り付ける」とか出てきますが、ホントムカつくよねw それがわからないから困ってるんだろうがとツッコミたくなる。ただ料理にある程度慣れてくると、確かにあれって適当に切って、適量盛り付ければいいんだよね。多少でかくても、きちんと火が通れば、みんな歯がついてるじゃんw かめばいいんだよね。

 

ありがたいことに、最近のネットは野菜の切り方や扱いを動画などで丁寧に教えてくれる。しかも料理におけるいわゆる作業って、おおざっぱに野菜や肉を切ることしかない。野菜さえ切ってしまえば、煮るなり、焼くなり、炒めるなりは手順とセンスの世界なので、作業ではない。

 

調味料も恐ろしく進化しており、私を自炊の世界に導いてくれたのは間違いなく味の素の香味ペーストだw 炒めた野菜に入れればいい感じの野菜炒めになるし、卵とご飯に混ぜれば本格的なチャーハンになる魔法の調味料。お気に入りは卵とトマトの炒め物で、まさにマジック。今ではかみさんも愛用してるw

 

でも最終的に料理がいやでなくなったのは、かみさんや子供がおいしいと言ってくれるからだ。モチベーションとしては、これが一番大きい。だから、みなさん料理を作った人をひたすら称えましょう。その方がメリットあるはず。