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西葛西のムンバイキッチンで魅惑のビリヤニ 米料理なのに暴力的でスパイシー

毎年来る年度末の山が1ヶ月前倒しになったらしく、2月は圧倒的な忙しさであった。すっかりブログもほっぽらかし。昨日食べた西葛西のビリヤニについてレポートしておく。


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インド系炊き込みご飯であるビリヤニ長粒米とカレーを炊き込んだ米料理で、パラパラとした米の食感とスパイス感が魅力。メニューによってだが、大きめのチキンやマトン、長粒米にあわせた細かいにんじん、生のタマネギやスターアニスなどが具として入っており、とにかく薫りが素晴らしい。通常はライタというヨーグルトといっしょに供され、味変や辛さを納めるためにビリヤニをかける。カレーとビリヤニがあったら、私はまず間違いなくビリヤニを頼む。

 

この数年、雑誌のカレー特集でもよく出てくるので認知度は上がっているのだが、わりと手間がかかる料理なので、日本では常時食べられる店はあまり多くない。ちなみに現地では大きな炊飯器で炊き込む場合は多い(シンガポールのインド人街ではそうだった)。昨日は取材が珍しく西葛西だったので、取材前にムンバイキッチンという店でランチしてきた。

 

お店は西葛西駅から数分歩き、雑居ビルの1階。エントランスのイメージと異なり、中は内装もちゃんとしている。西葛西と言えば、GACKTをして塩とスパイスの薫りがするインド街と言わしめた街(翔んで埼玉ネタ)なのだが、ムンバイキッチンはインド+中華料理のハイブリッドメニューも出している。なので、ランチはカレーもビリヤニもあるのだが、チャーハンもあるw インド風のチャーハンはぜひ食べてみたいところだ。今回は辛口のチキンビリヤニのセットをお願いした。

 

サラダに続いて、チキンビリヤニとライタが登場。薫りをかいだ瞬間、これはホンマモノだと直感する。一見すると、米が白いのでおとなしい感じがするのだが、中をかき分けてみると、茶色いカレー層が出てくる。混ぜると、まさにパラパラ&スパイシーでこれは美味しい。そして辛口なだけあって辛い。ラッシーが進む。

 

確かに都内でもビリヤニ出す店は増えてきたが、炊き込まずに、後からカレーを追加して炒めるという店もあるが、こちらはイマイチ。確かにビリヤニはまだまだマイナーなメニューなので、最初から炊飯器で炊き込みたくない気持ちはわかるが、単に油っぽいカレーチャーハンもどきになってしまう。その点、この店は日常的にちゃんと作ってるのがわかる。

 

個人的にビリヤニで好きなお店としては、六本木のサフィファーカレー&ビリヤニと大阪心斎橋のアリズキッチンを推したいのだが、今日このムンバイキッチンがエントリした。また食べたい。でも、メニューにいっぱいあった中華インド?インディアン中華?も食べたい。