スパイスカレー作りに興味を持ちつつも、出鼻をくじかれた。そんな私に復活のきっかけをくれたのが一冊の本。印度カリー子さんの「おいしくやせる!簡単スパイスカレー」だ。
この本のすごいのは、ホントに簡単なこと。使うスパイスはターメリック、コリアンダー、クミンの3つのみ。玉ねぎとトマトを炒めて、これらのパウダースパイスと塩をルーを作っておき、あとは具材(固体)とベース(水分)を組み合わせるという考え方だ。普段携わってるITの世界でみると、ルーはいわばスパイスカレー共通のOSみたいなもの。これに具材と水分をアプリのように組み合わせればよいので、とても理解しやすい。
実際、各カレーメニューのレシピも具材の扱いと組み合わせるベースの話しか載ってない。なにせ見開きで左のレシピはほぼ三行程度で、右は全部写真。また、完成写真の美味しそうなこと。ホールスパイスの話も載っているのだが、あくまでオプション。まずは基本のスパイスで成功体験を得よう。そのためについつい書きたくなる余計な説明を思い切り省いたのが、この本なのだ。
あと、基本ダイエットの目的で書かれているので、メニューがヘルシー。別にダイエットしたいわけではないのだが、日常的にスパイスカレーを食事にしようと思ったら、「カレー=油っぽい」「カレー=肉ばっかり」だと家のメニューとしてはかみさんからオッケーがでない。野菜メインというカレーであれば試してほしいという話になるし、実際にかみさんから最初にリクエスト受けたのはキャベツとココナッツカレーのカレーだ。
印度カリー子さんの本は何冊かあって、「おもくない!ふとらない!スパイスとカレー入門」も持っている。こちらは入門と言いつつ、わりと本格的でホールスパイスも駆使しているし、共通のルーという概念もない。だから、入門という意味ではおいしくやせる!をオススメしたい。
で、スパイスの困りごとや実際に作った話は次回に書いてみる!